タイトルを見てめちゃくちゃ惹かれたので読んでみました。
とにかく車って100万キロも走れるのかっていう驚き。
1つのエンジンでそこまで走るのも驚きだし、車体も外観的には変化がないのも驚きだし、ご自身がプロ級に整備が出来るからここまでやれたってことではないのも驚き。とにかく驚き。
海外では日本の中古車が20万キロ、30万キロとまだまだ現役で走ってるなんて話は聞いたことはあったけど、そんなの100万キロに比べたらまだまだ序の口でしたね。
やっぱり毎日乗る、そして丁寧に乗ってあげるってのが車にとっては1番長く乗る秘訣なのかもなぁと思わされました。
世間一般的には10万キロが乗り換え目安なんて言われてますが、やっぱりそれは自動車業界が買い替えさせる為に広めた情報なのかなぁと思わずにはいられません。だって100万キロ乗れるんですから。
でもまあ、それぞれ事情があって乗り換えるわけなのでそれが悪いとかではないですが、やっぱり車は道具として捉えてるからそういうスパンで乗り換えたりするんだろうなぁとは思います。
ですが坪内さんにとっては大事な大事な相棒なんですよね。
最後の方は100万キロ目指して走っていた部分はあったようですが、最初から100万キロなんて意識していたわけではなく気付いたら100万キロ目前まで一緒に走っていたってほうが正しいでしょうね。
事情はちょっと違いますが、自分も工場勤務で機械を扱って仕事しています。
やっぱり日々機械のちょっとした異音を気にするとか定期的なメンテナンスや部品交換などで機械が普段通りに動いてくれるかどうかってのは身に沁みてわかっているつもりです。
機械は感情はもちません。ただ使う人によってその機械が最大限に活かせるかどうかは決まってくるとは常々感じております。
そういう日々の積み重ねの大切さもこの本を読んでいて改めて感じました。
いつか坪内さんがセドリックの屋根に乗って写真を撮る姿を見てみたいですね。
何か鉄道のイベントとかに行けば群馬でもお目にかかれたりするのかな。ちょっとチェックしてみよう。
これからも新しいエンジンで次の100万キロを目指し日本全国を駆け巡ってほしいです。
ワクワクする楽しい本でした。
車大切にしよ。