アサカツコツコツ

大袈裟に言うと、朝活で人生を変えようとしています。

「書いてはいけない/森永卓郎」を読んで

この本に書いてあることが真実ならもう日本はダメかもしれない。そんな風に思った。


今現在(2024.4)は少し体調が戻られた森永卓郎さんだが、昨年末にがんの告知を受けた。
しかもかなり悪い状態。長く生きられないかもしれないと思う中、1番にこの本を完成させなければと思ったそう。

そんな人が本を売りたいが為に嘘を並べて書くだろうか。自分にはそうは思えない。
森永さんの言うことが全て正しいとは思っていないし、盲目的に信じ切っているわけではない。逆にメディアが嘘ばかりだとも思っていない。

だけど、文字通り命をかけて書いたこの本の内容は真実かそれに相当近いものがあるんじゃないかと思わずにはいられなかった。


ジャニーズの事件はニュース等で何となく知ってはいたし、昔からジャニーズ事務所の人達がTVにたくさん出ていることで芸能界において力がある事務所なんだということは誰もが感じていたと思う。

財務省のことは息子の森永康平さんの影響もあり、色々学んでいたのでそこまで大きな驚きはなかったけど、改めて根深い問題だと思った。


しかし、日航機墜落事故についてはほんとに知らないことだらけだった。直接関係はないとしても群馬県民として少なからず情けない気持ちになった。

ニュースで取り上げられている部分ですらそこまで詳しく理解していなかったのに、ニュースで取り上げられない部分に関してはもう衝撃的過ぎて言葉にならなかった。
真実が明らかになっていない為、推測の部分も多分にあるが色々な証拠と照らし合わせた上でのことなのでかなり信憑性は高いんじゃないかと思う。

この事故に関してはもっともっと深く知りたいなと思った。事故……いや、事件なのかな。


とにかく何だか本当に読んでて気が重くなった。
何度も途中で読むのがしんどくて読み終えるまで時間がかかってしまった。それくらい自分の中では衝撃的な内容だった。

読みたい気持ちと読みたくない気持ち、知りたい気持ちと知りたくない気持ちが常にぶつかり合っていた。こんなに苦労して読んだ本は初めてかも。


でも最終的には読んで良かったと思う。
自分の置かれている現状を把握しておくのはとても大事。

その上で自分に何が出来るのか、自分は何をすべきなのかを必死で考える。
今すぐ何かが起こるわけではないかもしれないけど、来たるべき絶望的な未来に今から出来ることがあるかもしれない。備えることが出来るかもしれない。そんな風に思えたのは幸いだったと思う。

本当は誰もが皆幸せにならないといけないと思うし、そういう社会の為に行動していかないといけないのかもしれない。

でも今は自分と自分の手の届く範囲で守れる人達を守る為の行動をしていきたいなと思った。薄情かもしれないけど、まずはそこから。そしてこの本で学んだことを本当に微力だけど少しでも周りに伝えていけたらなぁと思いました。


最後に森永卓郎さんにはこれからも長く世の中に問うような発信を続けていただきたいなと思いました。がんの治療がうまくいくことを心から願います。


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