料理系の本が好物なのでタイトルと表紙に惹かれて読んでみました。
しかし、前半と後半で別の本かと思うくらいの展開。
正直個人的には前半の料理を通じて人の心が変化していくパターンがずっと続いてほしかったなぁと思いました。
後半の展開も面白かったですけど、人間関係のドロドロだったり柿枝この野郎みたいな感情が強くなってしまって前半のような気持ちでは読めませんでした。
どうしても料理系はほっこりしてるみたいなイメージで読んでしまったので自分で勝手に裏切られた気になっただけなんですけどね。笑
小説を読んだ後に登場人物たちのその後が気になりますが、これは特に気になるかも。どうか振り回された皆が幸せでありますようにと願わずにはいられない。
まあ、料理と同じく人生も美味しいや甘いばかりではなく、口に合わなかったり、苦いや辛いもあるってことなんですかね。
でも本編に出てきた料理はどれも美味しそうだった。
やっぱり出汁がしっかりしてると料理って何でも美味しくなるんだよなぁと改めて気付かされました。
とりあえずりんごのデザートはうちの子供達に作ってあげたい。簡単ですごく美味しそう。
若干批判めいた内容になってしまいましたが、原田ひ香さんの本すごく好きです。今も別の本読んでますし。
色々読んでいれば自分に合う合わないなんて当然ありますよね。でもそれも含めて読書。
まだまだこれからも読みたいと思います。
この本も興味を持たれた方はぜひ読んでみてほしいです。
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