アサカツコツコツ

大袈裟に言うと、朝活で人生を変えようとしています。

「店長がいっぱい」を読んだ感想

他人丼専門店・友々家の店長達のお話。
それぞれ年齢も性別も勤務地もバラバラだけど、同じチェーン店の店長としての想いや葛藤や人生が描かれている作品。


店長同士にほとんど繋がりはないのだけど、本社の霧賀久仁子と2代目社長が全編に関わってきていて物語は進んでいく。


基本的には日常。ほんとにどこにでもありそうな日常。
でもやっぱりどんな人にもそれぞれドラマがあるんだなぁと思わされるし、その小さな心の変化とか言い表せない苦悩とかに読んでいて惹き込まれました。


大きくではないけど、それぞれが少しだけ前に進んでいき、これからも紆余曲折あるだろうけど全員の明るい未来を願わずにはいられないような作品だった。


以前別の作品を読んだ時もそうだったけど、この作者の山本さんの作品はじわじわじわじわ盛り上がってきて最後に「そういうことだったのか〜」と何だかすっきりする。
盛り上がりもめちゃくちゃ盛り上がるわけではないんだけど、自分的には心地よい上がり方。
もっと別の作品も読んでみたいと思いました。


「自分も頑張ろっと」と思わせてくれた1冊。


あと他人丼が食べたくなった。笑


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