読書感想23冊目。
結論から言うと会計の本でした。
身近な事例をきっかけに会計というものをわかりやすく説明していく内容です。
さおだけ屋以外にもこんな場所に高級フランス店、在庫だらけの自然食品店など、皆さんの身近にもありそうな「この店やってけるの?」的な店を例にわかりやすく会計の話と紐付けてくれています。
正直タイトルだけで、あまり中身は期待していなかったのですが(失礼)、良い意味で期待を裏切られました。
会計学だけでなく、経済学、統計学なんかも関わってくる内容ですごく勉強になります。
一部難しい内容もありますが、全体的には楽しく読み進めているうちに、実は学んでしまっていたみたいな感じです。こんな勉強ならずっとしたいくらい。笑
色々と内容的には面白かったですが、印象に残っているのが「数字のセンス」という言葉。
会計・経済・統計など数字をよく使う学問は数学に強いとか暗算が得意なイメージがありました。
でも作品内でも書かれていますが、計算は99%加減乗除だし、電卓は会計士の3種の神器と呼ばれるくらいで高度な暗算も必要ない。
それより同じ金額なのに文書の作り方で得か損か惑わされないように読み取る国語力だったり、今世の中でどんな数字(数値)が大事かを知っている社会的な知識の方が大切なんだと思いました。
生活に密着した数字を読み取る為には一般的な感覚を持ち合わせていないとですもんね。
ただ数字に強いだけではなく、そうした様々を持ち合わせていないと「数字のセンス」ってことには結びつかないってことです。
「数学が得意」=「数字のセンスがある」ではないってことです。なるほど。
生きていく上でお金のこと大事ですよね。
そしてお金のことには数字のセンスが必要になってくるんだと教えてもらいました。
会計学面白いですね。興味を持ちました。今後も機会があれば学んでいきたい学問です。
「あのお店ってなんで潰れないの?」って感じたことがある方、会計の入門書を探している方はぜひ。
↓ランキング参加中。良かったらポチッとお願いします。